【大学受験】国語の共通テストの解き方を工夫する


模試の国語の得点率が7割以下の生徒に向けたアドバイスです。

得点率7割以下の生徒の特徴は、

時間内に問題が解き終わらない

苦手な分野の問題がある

時間配分がうまくいかない

などが挙げられます。

そこで、国語の共通テストの解き方の3つのポイントを挙げると

1.問題を解く順番を変える

2.解かない問題を決める

3.時間配分を工夫する

ここで、国語の共通テスト(大学入学共通テスト)の概要を説明しておきます。

試験時間80分
配点200点
問題構成(2023年度)
第1問 現代文(評論)
第2問 現代文(小説)
第3問 古文
第4問 漢文

それでは、共通テストの解き方の工夫を解説していきます。

1.問題を解く順番を変える

標準的な高校生の解く順番

①漢文②小説③評論④古文

順番を決めるポイントは、得意な文章から解いていくということです。

国語で失敗する原因は、最初の評論でつまづき、時間をロスして、残りの問題を時間が少ない状態で解くことです。

したがって、評論が得意な生徒以外は、評論を後回しにした方が得策と考えます。

また、古文と漢文を比較すると、漢文の方が短期間の勉強で得点を上げることができるので、漢文を先に解くことをおすすめします。

国語や英語が苦手という生徒に対しては解く順番を変えることで得点が伸びる場合があります。

2.解かない問題を決める

国語の問題は、大きく分けて知識問題と読解問題の2つになりますが、単純に知識問題と言えるのは漢字や文法問題だけなので、8割は読解問題であり、文章中に正解のヒントがあります。

つまり、解かない問題を決めるというのは、時間がかかりそうな問題を無理して解かないということです。

ただし、最後に時間が残った場合は、時間のかかる問題に取り組んでください。

3.時間配分を工夫する

大問が4つなので、単純計算で大問1つに20分かけられます。

大問によって、読むスピードや理解するスピードが異なるはずなので、時間配分の調整が必要になります。

そこで、評論や古文は比較的時間がかかることを考慮した時間配分は、

漢文と小説で30分、評論で25分、古文で20分、残り5分は予備とします。

これを標準として、自分で微調整してみてください。

時間配分は上記のように決めておいて、テスト中は最大5分オーバーまで許容し、それ以上は時間をかけないで、次の大問に移ることにしておけば、大きな失点を防ぐことができます。

本番に出題される文章や問題との相性があるので、それぞれ自分に最適な解き方を見つけることが大事です。

本番でうまくいくために模試でいろいろ試してみてください。

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