カテゴリー: 国語

  • 要約をする目的

    文章を読んだときに、「この文章は大体こんな内容だ」と頭の中で自然に思い浮かぶはずです。

    簡単に言うと、これが要約です。

    要約は、文章の内容や文章の構成を理解するためにはかなり有効ですが、普段の勉強で自主的に要約する生徒は稀です。

    (もちろん自然にできている生徒もいるはずですが)

    長い文章であっても、実は、言いたいことは一文程度で済むことがほとんどです。

    それを分かりやすく説明するために、具体例を入れたり、同じことを言葉を変えて言い換えたりして、量を増やしているのです。

    もちろん、一語であっても必要ないものは書かれていないはずなので、丁寧に読むことをすることは大切です。

    しかし、問題を解くときや文章を資料として読むときには、簡潔に何を言いたいのかを的確につかまなければなりません。

    そのために、要約が必要となるのです。

    多くの人はなんとなく分かるけれど、うまく文章化することができません。

    だから、要約ができるようになるには、訓練が必要になります。

    論説文や評論では、最も言いたい箇所を見つけることが要約のコツです。

    それを把握した上で、最初から段落ごとに要約していきます。

    要約は、国語の力をつけるのに効果的な方法の一つです。

    ぜひ、文章を読んだら何を言いたい箇所を見つけること、そして、簡単でもいいので要約をすることを習慣にしてみてください。

    <盛岡国語英語専門塾では、国語はもちろん、英語でも要約の指導を行っています>

  • 随筆を読むときに意識すること

    随筆は、筆者が自分の考えや経験に基づいて書いた文章であり、その中に筆者の考えや思いが書かれている。

    随筆を難しく感じる生徒が多い理由は、文章形式が自由なため、小説に近いものから論説文に近いものまであるため、さまざまな文体に対応した読む力が必要になるからです。

    随筆を読むときは、筆者が体験や経験から感じたり考えたりしたことを読み取る必ことが大切です。

    基本的には、随筆の大部分には筆者の体験したことや思考したこと、あるいは、筆者が人から聞いたことや調べたことなど書かれていて、その間に考えや思いなどが散りばめられている。

    それらを見つけるには、文末表現の「〜と思う」「〜と考える」「〜と感じた」「〜が大切だ」などを目印にしてみてください。

    随筆が難しいと感じられるもうひとつの理由は、文章の中に筆者独自の表現や言い回し、あるいは造語がよく使われているからだと思います。

    筆者の経験や思考をもとに書かれているため、当時の社会情勢や文化的背景が分からないと何を言っているのかを理解するのは難しくなります。

    そういうときは、辞書やインターネットで調べてみることで、幅広い知識を得ることができ、随筆を読んでも理解しやすくなります。

    また、随筆は個人的な考えや思いを綴ったものが多いため、自分とは違う感性や感覚、思いや考えに刺激を受けることができます。

    それが自分自身の人生や考え方に影響を与えることもあるので、随筆をじっくり読んでみるといいですよ。

  • 小説や物語を読むときに意識すること

    小説や物語を読むときは、どんな内容なのか、作者は何を伝えたいかを意識することが大事です。

    小説や物語は、作者の体験や想像をもとに創作した文章で、話の流れ(ストーリー)があります。

    読解で大事になるのは、どの場面で、誰が何をしているのかを把握し、そこから作者が何を伝えたいかを知ることです。

    小説や物語を読むときはどういうところを意識して読むべきかを説明していきます。

    小説や物語の冒頭部分の場面設定や登場人物設定を把握します。

    これだけでも、ある程度どんな話が展開していくかを予想できます。

    次に、話の進行や登場人物の動きなどを映像で捉えるようにします。

    頭の中で映画やドラマ、アニメなどの映像を見ている感じになるといいですね。

    それをもとにして、話の構成をつかむことが大事です。

    一般的には起承転結の形になることが多いです。

    起は導入。承は展開。転は山場。結は結末。

    この中で、最も重要なのは、「転」つまり、話の山場がどこにあるかをつかむことです。

    山場の前後で、主人公の心情も大きく変化する、話の中心になる箇所です。

    最後に、心情表現を見つけることです。

    うれしい、わくわくする、悲しい、つらいなどの言葉から直接的に分かる表現や

    登場人物の行動や様子などの人物描写や周囲の風景や場面などの情景描写から間接的に分かる表現を

    見つけることが大事になります。

    小説や物語を読むときは、場面設定や場面の山場、人物の心情を意識していきましょう。

  • 説明文や論説文を読むときに意識すること

    説明文や論説文を読むときは、どんな内容なのか、筆者は何を伝えたいかを意識することが大事です。

    説明文には筆者の意見はありませんが、一方、論説文には筆者の意見があります。

    だから、

    説明文では文章の内容をつかむこと、

    論説文では筆者の意見をつかむこと

    が大事になります。

    そして、

    説明文では「この文章には何が書いてあるの?」

    論説文では「この文章で筆者は何を伝えたいの?」

    という質問に答えられるように意識して読みましょう。

    とは言っても読解が苦手という生徒たちはすぐには答えられません。

    答えを促すとさっき読んだばかりの文章を一所懸命読み返します。

    これでは、せっかく時間をかけても文字を追っているのと変わりません。

    文章は最初から最後まで読むのは当然ですが、

    内容がまとめられている文や意見が書かれている文を見つけて目印をつけながら読む作業を取り入れてみてください。

    それから、目印をつけたところを読み直して、自分の頭の中で整理して簡潔に説明してみてください

    まずは、文章の内容を文章中の言葉を引用しながら説明できるようにしてください。

    文章を読むときは文字を追うだけでなく、文章の内容や意見を捉えることを意識していきましょう。

  • 2月26日(日)国語読解講座を実施しました

    2023年2月26日(日)9:30〜11:30 アイーナ8F会議室で「国語読解講座」を実施しました。

    中学生が参加してくれました。

    2/26国語読解講座の様子(アイーナ8F会議室)

    国語のテキストを使用して随筆の読解演習を行いました。

    1. 体験や経験の内容をつかむ
    2. 筆者の感想や思いをつかむ

    文章を読みながら、感想や思いが表現されている箇所に線を引いてもらいます。

    体験した内容とそれに対する感想や思いをたどるのが随筆の読み方です。

    随筆は論説文と小説をミックスさせた文章形式になります。

    読み終わったら、文章の要約を行います。文中の傍線部を手掛かりに書いてもらいます。

    次に、問題を解きます。

    問題を解くときには「解答の根拠」となる箇所に印をつけてもらいます。

    「なんとなくこれが合ってるかな?」では正解にはしません。

    読解問題は120分で1〜2題のペースで、量ではなく質を重視して進めます。

    中学生や高校生の国語力、読解力を確実に身につけてもらうことを目的として行っています。

  • 2月19日(日)国語読解講座を実施しました

    2023年2月19日(日)9:30〜11:30 アイーナ8F会議室で「国語読解講座」を実施しました。

    中学生が参加してくれました。

    2/19国語読解講座の様子(アイーナ8F会議室)

    国語のテキストを使用して論説文の読解演習を行いました。

    1. 文章の内容をつかむ
    2. 解答の根拠をつかむ

    最初に段落の中心文を見つけて「文章全体を要約」していきます。

    「筆者の言いたいことは何か」をつかみます。

    文章の内容をきちんとつかんでから問題を解きます。

    問題を解くときには「解答の根拠」となる箇所に線を引いてもらいます。

    「なんとなくこれが合ってるかな?」では正解にはしません。

    読解問題は120分で1〜2題のペースで、量ではなく質を重視して進めます。

    中学生や高校生の国語力、読解力を確実に身につけてもらうことを目的として行っています。

    〜次回の国語読解講座〜
    2月26日(日)9:30〜11:30 アイーナ8F会議室813
    詳細&申し込みはこちら→国語読解講座