指導に対する考え方


国語と英語の文章読解に特化した理由

入試やテストにおける文章読解とは、文章の内容を主観的ではなく、客観的に理解することであると考えます。

そのために、漢字や英単語などの語彙を増やしたり、国文法や英文法を理解したり、文章の読み方や読解問題の解き方を身につける必要があります。

なぜ国語と英語をいっしょに学ぶのか?

日本人と外国人で言語が異なる人同士であっても、話が通じ合ったり、話の内容に共感できるのは、文章に対する理解の仕方がほぼ同じであるからだと思います。

そう考えると、母語としての日本語をもとにして英語を習得する方が学習効果は高いと思います。つまり、国語の力を上げることで英語の力を引き上げようということです。

また、国語と英語を別々に学ぶのではなく、2つの言語を同時に学ぶことで、お互いの言語の長所や短所がより明確になります。それらを学ぶことによって学習の相乗効果が期待されます。

文章読解を中心にした指導のメリット

国語と英語の文章読解の勉強の仕方は基本的には同じです。

  • 語彙や文法を身につけるという知識・技能
  • 音読する、文章を書くという定着作業
  • 文章を読み解くという文章読解
  • 問題を解くという演習

そして、これらをバランスよく勉強できるのが文章読解なのです。

その理由を説明していきます。

文章読解をする際には、一文から理解して、段落、文章の理解へとつながっていきます。

文の内容を正確に理解するために「語彙」を増やす、

主語や述語、修飾語などの語句の関係を知るために「文法」を知る、

語彙や文法を定着させるために「音読」「書くこと」をする

など、一つの文章を利用して、さまざまな勉強が同時にできるのです。

単語帳とは違って、一度に覚える語句の数は少ないかもしれませんが、

文章を生かして勉強をすることによって、語句の意味や使い方がより深く理解できます。

深く理解しておくと、他の語句を覚えるときにも応用できます。